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Greetings from Recording Direktor
★「古いロックでござんすが、、、」と、鮎川さんが時代劇役者のようなポーズをとっておどけてみせた。このアルバムのレコーディング最中、＠音楽神社！のある山中湖のスタジオ、空が明るくなってきた朝方のことである(シナロケのレコーディングはいつも夕方から始まって、朝みんなが起きた後に終わる) 。
ポーズが何となく可笑しかったので笑ってしまったけれど、鮎川さんのその行為の裏側に、今回のアルバムに対する、溢れる自信や誇りを強く感じた。
★「ROCK THE ROCK」というあまりにストレートで！シンプルで！！力強い！！！タイトルがさまになるバンドが、日本中探してもシナロケ以外にいるだろうか？
"ROCK" という言葉はあまりに深く、使い古され手垢にまみれ、でも、最も純粋な言葉なので、その言葉を使う時、本当のリアリティーが無いと、とても空虚なものになってしまう。"ROCK" は、シナロケで22年間走り続けてきた、サンハウス以来ギターをかき鳴らし続けてきた、生まれた瞬間からずっと転がり続けてきたシーナと鮎川さんにこそふさわしい言葉である。
★今回のレコーディングで、もう一つ強く感じたことは、「バンドマジック」って本当にあるんだ！ということだ。オリジナルメンバーの川嶋一秀が復帰してきてリハをやってみたら、全く違うバンドになってしまった。というより、シナロケ本来のタイトで躍動感溢れるグルーヴとセクシーさが復活したのだ。
★とにかく奇跡が起こって、一曲目に収録している「THE JUNGLE OF LOVE」のイントロ頭のギターのハウリングですでに期待感と緊張感が最高潮に達してしまう、ワクワクするようなアルバムが完成したのである。
★今年の夏は、シーナ、鮎川＆ベースの渡辺、そして復帰してきたドラムの川嶋の四人で、野外イベント、そして全国ツアーでロックします。
スピードスターの松元直樹
CD Jacket Kover Art Direction by Mitsuo Shindo, Photo by Kiriya
シナロケ S．E．X原稿
実に3年振りのニューアルバル｢ROCK THE ROCK｣、本当に久しぶりである。
前作はあの細野晴臣氏をプロデューサーに迎え、コンピューターとロックの融合をひとつの大きなテーマーとした中で｢@HEART｣という名作が生まれた。
今回は、シーナ&ロケッツのメンバーによるセルフプロデュース作品。その背景には、初代ドラムスの川嶋一秀のロケッツ復活や、20世紀最後のミレニアムイヤーは、
ロケッツの原点である｢ワン、ツー、スリー、フォー…｣でどこでもロックできるナンバーを大切にしようという想いが、メンバーそれぞれにあったのだろう。
その想いはプリプロからリズム録り･歌入れと1曲毎に形になって行くにつれ、確実にそして真っ直ぐに伝わってきた。
マスタリングの時に全11曲の曲順を決める際、鮎川 誠は｢どの曲も自信作やし、好きやし、本当に決めきれん!｣と笑顔で言った。いろんなシュミレーションを繰り返し、
ようやく決定したのだが、今度はアルバムの顔であるタイトルでまたまた悩んだ。アルバム1曲目に収録されている｢THE JUNGLE OF LOVE｣を含め5つ位の候補があったが、
切磋琢磨した結果、もともとの第一候補であった｢ROCK THE ROCK｣に落ち着いた。それは、アルバムが直球ド真ん中のロックアルバムなので、シナロケらしい、シナロケにしか
つける事の出来ない、わかりやすいロックなタイトルをというのが、大きな理由だ。〈これは余談だが、考えている途中、タイトルを5枚のカードに書いて〝くじ引き〟をやってみた(笑)。
すると、ここで不思議な事が起きた。シーナが引くと必ずと言っていいほどカードに書かれているタイトルは｢ROCK THE ROCK｣。
これには、その場にいた誰もが驚いたと同時に〝これしかなかろう〟と確信せざるを得なかった。〉
とにかく遂に完成したニューアルバムを、多くの人に聴いて欲しい。それぞれに感じ
方が違うとは思うが、ひとつだけ自信をもって言えることがある。
『22年間、ロックンロール一筋で生きてきたやつらの生きざまは、かならず誰しもに
突き刺さるだろう。』 山田 正 (The Main Promoter)
"ROCK THE ROCK"  2000.8.9 Speedstar J.V.C.
VICL-60593(CD)
VIJL-60064(LP)
Lp Kover photo by Fred B. Slinger, Art by C.T.P.P.
Ｌｐは1000枚限定 発売
ROCK THE ROCK Recording Data
ROCK THE ROCK - Track List with LYRICS
ザ・ジャングル・オブ・ラブ (作詞／Chris Mosdell 作曲／鮎川 誠)
2. ROCKY ROAD
ロッキー・ロード (作詞／Chris Mosdell 作曲／鮎川 誠)
3. Tengoku Wa Arukeredo Tengoku Niwa Daremo Inai
天国はあるけれど天国には誰もいない (作詞／阿久 悠 作曲／鮎川 誠)
4. VACUUM TRUCK
バキューム・トラック (作詞／SHEENA 作曲／鮎川 誠)
5. WOO MERRY X'MAS
ウー・メリー・クリスマス (作詞／SHEENA 作曲／鮎川 誠)
6. I WANNA BE LOVED
アイ・ウォナ・ビー・ラブド (作詞・作曲／Johnny Thunders & Johna Genzale)
7. Usotsuki People
うそつき人間 (作詞／SHEENA, 鮎川 誠 作曲／鮎川 誠)
8. I CAN'T KEEP FROM CRYIN' SOMETIMES
泣かずにいられない (作詞・作曲／Al Kooper)
9. TELL ME
テル・ミー (作詞・作曲／Mick Jagger & Keith Richards)
10. SEARCH DOG
サーチ・ドッグ (作曲／鮎川 誠)
11. MAY BE
メイ・ビー (作詞／阿久 悠 作曲／鮎川 誠)
All Songs arranged by Sheena & The Rokkets
PRODUCED BY : MAKOTO AYUKAWA & SHEENA
SHEENA & THE ROKKETS ; Personel
GUEST MUSICIANS
RECORDING TEAM
KREATIVE STUFF
S&R -INSTRUMENT & EQUIPMENT
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Rock The Rock - LYRICS
1. THE JUNGLE OF LOVE（You maybe King, but I'm the Wild Thing
TrackListing
2. ROCKY ROAD
TrackListing
3. 天国はあるけれど天国には誰もいない
4.VACUUM TRUCK
5. WOO MERRY X'MAS
TrackListing
6. I WANNA BE LOVED
TrackListing
7. うそつき人間
TrackListing
8. I CAN'T KEEP FROM CRYIN' SOMETIMES
9. TELL ME
TrackListing
10. SEARCH DOG
TrackListing
11. MAY BE
TrackListing
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Biography
SHEENA&THE ROKKETS / BIOGRAPHY
シーナ（VO.Tam ／福岡県北九州市出身）
鮎川 誠（VO.G／福岡県久留米市出身）
渡辺 信之（Bass／福岡県直方市出身）
川嶋一秀（Drums／福岡県福岡市出身）
1978
10月 シーナ＆ロケッツ結成。
10.25 デビューシングル「涙のハイウェイ」をリリース。
11月 エルビス・コステロの ジャパンツアーに出演。
1979
3月 シーナの“インスタントパーティ”ツアー。
3.25 デビューアルバム「＃１」リリース。
10.25 アルファレコードに移籍。
12.25 ２ndシングル「ユー・メイ・ドリーム」リリース。
1980
5.7 久保講堂にてワンマンコンサート。
7月 ラモーンズと共演。
10.21 細野晴臣と高橋ユキヒロ氏プロデュースによる３rdアルバム「CHANNEL GOOD」リリース。
３rdシングル「ベイビー・メイビー」リリース。
11.21 ４thシングル「浮かびのピーチ・ガール」リリース。
５thシングル「キス・ミー・クイック」リリース。
“ライブ・パック８０”ツアー。
1981
7.21 ６thシングル「ピンナップ・ベイビー・ブルース」リリース。
9月 米A&Mレコードよりアルバム、全米発売。
9.5 ４thアルバム「ピンナップ・ベイビー・ブルース」リリース、
1982
2.21 日比谷野音でのライブアルバム「クール・ソロ」リリース。
12.26 細野晴臣氏、高橋幸宏氏主宰のYENレーベルより、細野晴臣プロデュースより、
シーナのソロアルバム「いつだってビューティフル」リリース。
1983
3月 伝説のバンド"サンハウス"再結成。鮎川誠が参加。
11.5 サンハウスの日比谷野音ライブ（8/23）アルバム「CRAZY DIAMONDS」リリース。
1984
1月 ビクターへ移籍。
3.21 THE ROKKETS（鮎川誠、浅田孟、川嶋一秀）のアルバ ム「ROKKET SIZE」リリース。
9.21 7thシングル「スイート・インスピレーション」リリース。
11.21 5thアルバム「ニュー・ヒッピーズ」リリース。
1985
1月 "HELLOE NEW HIPPIES"ツアー。渋谷公会堂etc.
5.21 ８thシングル「今夜はたっぷり」リリース。
６thアルバム「メイン・ソングス」リリース 。
10.21 12インチシングル「レモンティー」リリース。
1986
6.21 7thアルバム「ギャザード」リリース。
ゲストミュージシャンに山口冨士夫氏(Gu.)などが参加。
8.21 9thシングル「ABC」リリース。
"ライブ・ギャザード"ツアー
12.18 2枚組ライブアルバム（８thアルバム）「キャプテンギター＆ベイビーロック」リリース。
名古屋市民会館(9.25)、渋谷ライブイン(10.4)のライブを収録。
1987
6.21 10thシングル「どうしても逢いたい」リリース。
8.21 9thアルバム「＃９」リリース。
10月 浅田孟（Ba）にかわり、元サンハウスの奈良敏博が参加。
1988
3月 ロックフォトグラファー、ボブ・グルーエン氏のコーディネイトにより、アルバム
「ハッピーハウス」をニューヨークでレコーディング。
ゲストミュージシャンにクリス・スペディング、エリオット・マーフィー、アップダウンホーンズが参加。滞在中、ライブハウス「CBGB」等でライブを敢行。
7.21 １１thシングル「ハッピーハウス」、１０thアルバム「ハッピーハウス」リリース。
9.24 日比谷野音でライブ。全国ツアーに入る。
12.30 渋谷ライブインのラストライブ。
1889
4.21 １２thシングル「エンジェル・アイズ」リリース。
5.21 １３thシングル「パーマネント・ハネムーン」リリース。
8.21 １１thアルバム「ドリーム・アンド・リボルト」リリース。
柴山俊之、鮎川誠共同プロデュース。
ゲストミュージシャンに中山努氏（Key）参加。
1990
12.20 オノヨーコ氏、主宰のイベント「クリーニング・オブ・ザ・ワールド」（東京ドーム）に出演。
12.21 ショーン・レノン、マイルス・デイビス、レニークラビッツなども出演。
1991
2.21 4thマキシシングル「ファミリー ・ダンシング」リリース。
7.3 ジョニーサンダース追悼ライブ（川崎クラブチッタ）に出演。
メンバーはシーナ、鮎川誠、渡辺信之（G）、ロミー木ノ下（B）、ジョニー吉長（Ds）
このメンバーでツアーに入る。
1992
4.25 普賢岳チャリティーコンサート（福岡電気ホール）に出演。
6.21 12thアルバム 「(ハ！ハ！ハ！!) ハード・ドラック」リリース。
14thシングル「(ハ！ハ！ハ！!) ハード・ドラック」リリース
7月 “ HARD DRUG ALL OVER JAPAN”ツアー、スタート。渋谷公会堂etc.
11.27 鮎川誠 BLUES BAND（シーナ、鮎川誠、渡辺信之（G)、橋本潤（B）、DOUG BRUCE Jr.（Ds））WILKO JOHNSON BANDと共演。（クラブチッタ）
12月 鮎川誠BLUES BAND東京近郊ライブハウスツアー
1993
2月 WILKO JOHNSON BANDと、London TownHouse Studioにて「LONDON SESSION＃1&＃2」をレコーディング。
ゲストミュージシャンににJOHN DENTON（P）、LEW LEWIS（Harp）STEVE、NIEVE（Key）が参加。
6.23 鮎川誠 with WILKO JOHNSON BAND 「LONDON SESSION #1」リリ ース。
7月 “SHEENA & THE ROKKETS feauturing 鮎川誠 LONDON SESSION”
渡辺信之（G）橋本潤（B）東川元則（Ds）が参加。
10月 ロンドンでニューアルバムのレコーディングに入る。
11.21 「LONDON SESSION #2」リリース。
ベスト盤「ROCK IS ALRIGHT」リリース。
12.13 ニューヨークCBGB's の30周年ライブに出演。
1994
1.20 "TOKYO SESSION " by 鮎川誠 with WILKO JOHNSON BANDライブ（渋谷オンエア）
1.27 "FUKUOKA SESSION"（福岡クロッシングホール）
3.24 15thシングル「ロックの好きなベイビー抱いて」リリース。
4.21 13thアルバム「ROCK ON BABY」リリース。
6月 "ROCK ON BABY"ツアー。
11.5 ベスト盤「ROCK'N ROLL HEART」「ROCK'N ROLL HEART 2」リリース。
1995
2.12 ストーンズ・ウェルカムコンサート＠ＯｎＡｉｒにて THE HEART OF STONES を結成 （夏まで）。東京・大阪でライブ。
ベーシック・メンバーはシーナ、鮎川、奈良（b）、新井田耕造（Dr）
3.1 シーナ＆鮎川 ブランキー・ジェット・シティと競演 ＠パワーステーション
1996
2月 ホームページ「ROKKETWEB」開設。
12月 「DOS / V ブルース」（幻冬舎）発売。
1997
8.5 インターネットライブ実施。（原宿「カフェ・デ・プレ」）
8.6 16thシングル「INTERNET KISS」。
14thアルバム「@HEART」リリース。細野晴臣氏プロデュース。
1998
8.1 Fuji Rock Fesに出演。
1999
5月 "Going Back Home 1999" WILKO JOHNSON VS SHEENA & THE ROKKETS Japan Tour
9.10 写真集「KEEP ON ROLLING」（求龍堂）発売。
2000
8.9 15th ニューアルバム「ROCK THE ROCK」リリース。
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