BLUESVILLE SHIBUYA QUE SHEET

    放送日時        2001年212日(Mon16001653 OA

    Navigator        :鮎川誠氏

    P/選曲                         :鮎川誠氏、本根誠氏

    D             SHIBUYA-FM神谷

 

00:00  前THEMA(King Curtis/Air-Raid/1960/frm: Soul Twist)

00:10  タイトルコール〜OPENINGトーク

       「今日は鮎川誠です。今日から始まったこのプログラム。僕と仲間たちでセレクションしたイカしたロック、そしてブルースをお届けします。渋谷の街角でブルージーなナンバーに耳を傾けてください。」

01:00  
M@ Tommy Tucker/Hi Heel Sneakers/1964/frm:Chess Club Rhythm&Blues   

              MA Bobby Bland/Two Steps From The Blues/CD同タイトル

              MB Muddy Waters/I Just Want To Make Love To You/frm:Willie Dixon Box

       MC Howlin’Wolf/Spoonful/frm:Willie Dixon Box

13:00  Na/M@〜C紹介

14:00  Na (Willie Dixonの話)

16:00  MD Willie Dixon/Little Red Rooster/1969/frm:I Am The Blues

       ME Ry Cooder/Razzy’Round The Flag/1972/frm:Boomer’s Story

       MF Etta James/The Love Of My Man/1967/frm:Tell MaMa

       MG Blind Willie McTell/Pearly Gates/frm:Atlanta Is Strings

31:00  Na/MD〜G紹介

32:00  NaRekords Kleanの話)

35:00  MH  ※H〜L鮎川さん選曲

       MI

MJ

       MK

       ML

49:00  Na/H〜L紹介

50:00  Sheena&The Rokkets情報コーナー(近況報告、LIVE/爆音ミックス情報など)

52:00  エンディングトーク

       「楽しんでもらえたかな?これからこのプログラムは毎月第2/4月曜日の夕方4時から453分までとびっきりのロックと共にお届けします。リクエストとか感想があれば、FAXを送って下さい。FAX.NO03-5456-4810(2)SHIBUYA-FM BLUSVILLE SUNDOWNまで。それじゃあ、また。ブルージーな1週間を。」

53:00  F.O.

 

Na ( BLUESVILLE GREATS WILLIE DIXON )

 

 

、、、と言うことで、前半の最後の2曲なんですが、これから紹介するブルーズ・グレイツ、ウィリー・ディクスンのペンによるスタンダードです。

 1915年、ミシシッピ州生まれのウィリー・ディクスン。当時多くの黒人たちがそうであったように、ティーネイジャーの頃にシカゴへ引越し、プロボクサーを経た後、ミュージシャンに転職して、1951年、レナードとフィル兄弟の運営するチェス・レコードと出会ってからの活躍がなんといってもスゴイ。

プロデューサー・アレンジャー・ソングライター・バンマス・ベーシスト・シンガー・タレントスカウトなど、とにかく、幅広くかつ深く、の大活躍。

戦後シカゴ・ブルーズのおいしい時期をぐっと支えた重鎮です。

 あと、今日、是非みんなにお伝えしときたいのが、当時シカゴで活動していたブルーズマンに取材すると必ず出てくるウィリーのセラー。彼は本当に面倒見がいい親分肌だったらしく、サウスサイド、いわゆるゲットーにあったディスクマンの自宅の地下室は物置兼用のリハーサルルームになっていて、夜になると奥方のマリーさん手作りの料理が振舞われる中、後にスターになる、マディー・ウォーターズ、リトル・ウォルター、オーティス・ラッシュ、ココ・テイラーほかたくさんのブルーズマンがこの地下室で芸に磨きをかけたそうです。

ちなみにこのプライベートセッションはチェス入社前から行っていたというあたりがいい人柄を偲ばせるんです。

かと思うと、若い時代には「白人が始めた戦争でなんで黒人の俺が死ななきゃ如何のだ」と徴兵逃避をしたり、晩年にも強烈な反戦ソング「it don’t make sense」をヒットさせたり、正義感がつよく、思ったら即実行マンでもあったようです。

 では、今日はもう1曲。1970のウィリー・ディクスン名義のアルバム「I am the blues」から、こちらも超スタンダードで「little red rooster」をどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Na ( rekords klean )

 

 

 といことでブラインド・ウィリー・マクテル。今日はあえてアナログ盤のままオンエアしてみたけど、ブルーズはやっぱり分離がいいCDより、音が団子状でボテーッとせまり来るアナログで聴くのがなかなか贅沢、粋だと思うけど、今日は、「みなさん、アナログどのように手入れしてますか?」って話。

1番有名だし、手軽なのが水に濡らして固く絞ったガーゼでば盤のグルーヴにそって拭いていくやり方でしょうが、もうちょっと凝ったのだと、木工用ボンドを片面に塗って乾かし、剥がす、というのんびりしたクリーニング法もありますね。あと、これはクリーニングじゃないんだけど、反ったレコードの直し方で、僕がやってみたのは、、、

※先日、鮎川さんが話されていた話

で、今日は究極のレコードクリーニングマシンのあるレコード屋さんを紹介しましょう。

下北沢のレゲエを中心とした中古盤ショップ、ラクストーン・レコードにあるんです。

究極のレコードクリーナーが。

で、そのクリーナーなんだけど、要するにめがね屋さんの店先にあるブクブクしてる超音波洗浄機の大きいヤツで、そこにチャポンとつけるだけで汚れに基づくスクラッチノイズはもちろん、音全体が太く甦ります、とのこと。

あと、ラクストーンレコードではライカ社のバランスウォッシャーなる艶出し剤やボロボロになったジャケの修復もやるそうですので、レコードの劣化等でお悩みの方は是非行ってみてください。

下北沢ラクストーンレコードのお問い合わせは03-3468-56902回)まで。