4 1月24日 『Talkin' 'Bout My Generation〜鮎川誠ロックに目覚める』
mylist lovit year albums 1 a 1967 Jimi Hendrix, Are You Experienced? [14] 軍服姿のジミヘンと若い2人の白人。ジャケットからしてゾクゾクしたが、「ストーン・フリー」、「ファイアー」、極めつけはスローブルース、 「レッドハウス」、かっこよさにぶっ飛んだ。Jimiのなげやりな唄い方と馬力のあるすばしっこいギターにあこがれた。 2 a 1967 Beatles, Sergeant Pepper's Lonely Hearts Club Band [15] 前作「リボルバー」はビートルズのファンでよかった、と思うぐらいすごい体験だった。こちらは万華鏡か、3Dになったようなアイディアもすごいが曲は いまいち乗れない。でも時代を代表する一枚。ロックは発見の旅だ、ということ、そこが楽しい。 3 a 1967 Jimi Hendrix/Otis Redding, [At Monterey Pop Festival] [10] もっとも初期の野外ロックフェス、モンタレーのジミ・ヘンとオーティス・レディングのカップリング。どちらもすごいノリだが、話題はジミの 「ライク・ア・ローリング・ストーン」だった。あと、「ワイルド・シング」のギターに火をつけて燃え上がらせたこと。 4 a 1967 Cream, Disraeli Gears [14] 滑らかなクリームの様なギターの音色。クラプトンはギターさばきもすごいが素晴らしい音色の使い手だ。ジンジャー・ベイカー、 ジャック・ブルースは英国ロックの国宝、クラブシーンの師匠格、世界初のスーパースターのバンド。 5 a 1967 Bob Dylan, John Wesley Harding [14] 時代を導く音楽の作り手、歌い手の使命を感じる。サウンドはナッシュビル仕立て、このころからロックシーンのトレンドは その土地に根差したサウンドを求めてレコーディングが旅をするようになった。 6 a 1968 Mike Bloomfield-Al Kooper-Stephen Stills, Super Session [9] スーパーセッションという名前が独り歩きするほどロックのあこがれを一手に引き受けていた。ブルースをジャムっているだけなんやけど。 でもホワイトブルースの最高の名演なのだ。 7 a 1968 Fleetwood Mac, Mr Wonderful [6] このアルバムは俺は出たときは気が付かず、あとで篠山さんが発見した。この、アティチュードというか、ピュアリティというか、 ブルースへの熱い思いが伝わってくる。 8 a 1968 Jeff Beck, Truth [12] ジェフ・ベックは時代が先に待ち構えていたギター・スターだった。出る前からきっとすごいと思われていた。そして本当にすごかった。 まだ、ロン・ウッドもロッド・スチュアートも脇役だった。 9 a 1968 Ten Years After, Undead [11] 無名の新人4人組、ハモンドオルガンも入ったレトロのブルースバンド。音を聴いた奴らはそのギターがアルビン・リーという名前だと焼き付けられた。 10 a 1968 Jethro Tull, This Was [11] 老人の格好をした謎のバンド。16世紀の農学者の名前をいただいた、いわくありげなデビュー。フルートでジャジーなフィーリングがある大人っぽい頼もしさ。 「マイ・サンディー・フィーリング」「ベガーズ・ファーム」など名作・名演そろい。 11 a 1968 Rolling Stones, Beggers Banquet もともとストーンズはブルースびいきなバンドだったが、サイケデリックをあそんでまたブルースロックサウンドでカンバックした感じ。 こちらは待ってました!という感じ。 12 a 1968 Canned Heat - Boogie With Canned Heat 全身ブルースに捧げたこわいおっちゃんたち、ブルースマニアのインテリジェンスもあるのだけど、それは隠し味。ひたすらブギーで押しまくる豪快さ。 九大の友人から長いこと借りていたけれど、あんまりカッコよくて返したくなかった。 13 a 1969 Led Zeppelin, Led Zeppelin [13] GoodTimes BadTimesのジャンジャンというギターリフに絡む今まで聴いたことのないすごいバスドラム。甘ったれて、でも勇敢な男らしくもあるキーの高いボーカル。 シカゴブルースのにおい、勢い重視の挑戦的な即興性。このレコードの出現からヘビーロックは避けて通れなくなった。 14 a 1969 Bob Dylan, Nashville Skyline [12] ディランはカントリーになった。タバコをやめて声がきれいになった。ジョニー・キャッシュとのデュエットだぜ、いいなー。いいなー、レイ・レディ・レィ。 レディ・レイというのはビリー・ホリディのこと?ナッシュビルスカイライン・ラグ、ほんわかほんとによく聞いたばい。 15 a 1969 Band, The Band [13] ザ・バンドのセカンドアルバム、ロックバンドの大地の様な安定のアメリカン・ミュージック、伝統そして前衛が調和して、名曲はあたりまえ、 新しい大人のロックスター像が生まれた。 16 a 1969 Blind Faith, Blind Faith [11] クリームからさらにスペンサー・ディビス・グループのスーパースター、スティービー・ウインウッドと組んだこれが最強のスーパーグループでしょう。 現場を大切にするすごいミュージシャン集団なので実演で圧倒するパワーと気迫がどの曲もすごい。 17 a 1969 Beatles, Abbey Road [15] ビートルズの実質的には最後のアルバム。組曲のように次の曲に連なってゆくのもびっくりだったが、 「Come Together」や「I Want You」のような、ジョン・レノンの曲が好きだ。それと、ジョージ・ハリソンの「Something」「Here Comes The Sun」 今でも好き。 18 a 1969 John Lennon, Live Peace In Toronto [8] 青空に白い雲が浮かんだジャケット。トロントのロックフェス。ジョンがエリック・クラプトン、ハンブルグ時代のクラウス・ボアマンなどと組んで、 今日初めて全員そろって音を出すんだ、といって始めるロックンロールのスタンダードのメドレー。白いジャケットのジョンとそばで奇声を上げるヨーコ。 なんかロックンロール・ドリームのようだ。 19 a 1969 Rolling Stones, Let It Bleed [15] またストーンズだぜ、て、言わないで。レット・イット・ブリードだぜ。ストーンズは全部いい。ここでは初の戦前ブルース、 ロバート・ジョンソンの曲を取り上げてる、「Love In Vain」。「ミッドナイト・ランブラー」も怪しくてスリリングでクールだ。 でもやっぱ「Gimme Shelter」は一番かっこいい。ライブでは再現に苦労する、メリー・クレイトンのコーラスはいつ聞いても永遠にすごい 20 a 1970 Who, Live At Leeds [15] 英国ではエルビスに並ぶロック・アイコン、エディ・コクランのサマータイム・ブルースがWHOのライブで復活した。彼らのルーツ、英国ロックのパイオニア、 ジョニー・キッズ&パイレーツの「シェイキン・オール・オーバー」にも再び陽の目をあてさせた。WHOのロックオペラから 「See Me, Feel Me」は名作だ。これ全部ライブなんだぜ、リーズ大学の学園祭かなんか?この迫力には圧倒された。 21 a 1970 Derek & The Dominos, Layla [13] クラプトンはスーパーイギリス人と付き合うのがせからしいと思ったのだろうか、素朴な南部のアメリカ人の凄腕ミュージシャンとの演奏に安息を得たような のびのびしたプレイ。今日に続くクラプトンのキャリアはここからリスタートした。 22 a 1970 John Lennon, John Lennon/Plastic Ono Band [14] ジョン・レノンの俳句の様なシンプルなロック。リンゴスターの美しいドラミング。ジョンの説得力がすごい。ゴリゴリのギターも味がある。もともと 「I Feel Fine」のリフや「Get Back」、「ヤー・ブルース」などジョンのギターは一品ものだ。 23 a 1971 Rolling Stones, Sticky Fingers [14] またまたストーンズだけど、これはMUST。ブライアン亡きあと、ミック・テイラーを後釜にストーンズは新天地、アメリカ南部のSOULのメッカ、 マッスルショールズで録音。アメリカのバンドの様なタフネスを身に着けて、長旅のワールドツアーに対応できる新しいバンドとして生まれ変わったのが このアルバムだ。 24 a 1971 Kinks, Muswell Hillbillies [13] シーナと春吉に住んでいたころ、サンハウスの一年目、このアルバムは二人の愛聴盤だった。キンクスも自分たちが住んでいるロンドンの マスゥエルヒル地区の郷土愛を歌いつつ、サウンドは古いアメリカンミュージックのフレイバーをとりいれてスケールアップした。 でも「ホロウェイ・ジェイル」が二人のお気に入りだ。 notes pick when getit LIST MyKomment 1 0 My First Domestik /inport Blues Album 1968-1971 定かではない記憶ですが、リストアップと年代はマーだいたいということです。 2 0 The 1st Time I met The Records was 俺が買ったのもあるし友人のものは俺のものとして聴いていたものもあります。 3 1 1968 SONNY BOY WILLIAMSON & THE YARDBIRDS /?? /LINE? / ?? (1968) 初めてブルースマンの生の声が久留米で流れた。友人、哲っちゃんの東京土産。ソニーボーイのしゃがれ声とそしてヤードバーズの流ちょうなブルースに感動した。 やっぱ全然ちがうね、ち。 4 2 1969 JOHN LEE HOOKER / THE BLUES/ UNITED / ?? (1969) ブギチレン、クラウリング・キングスネーク、ホーボーブルース、ジョンリーのドス声とギターサウンドにはしびれた。これがブルースかと思った。 5 2 1969 B. B. KING /BLUES FOR ME /UNITED / ?? (1970) 友人は収録曲のJust Like A Womanをボブディランのその曲かと思い購入。まだ見ぬブルースへの思い入れのほうが大きくて、軽さが評価が悪かった記憶。 6 2 1969a ARBERT KING / KING OF THE BLUES GUITAR / ATLANTIC / GRAMMOPHON SMT-1070 (1969) これぞアメリカ最高のブルース・ソウル!ギターの切れ味が最高だ。ずっしりと重たいビート。 7 2 1969b OTIS RUSH / MOURNING IN THE MORNING / ATLANTIC / GRAMMOPHON SMT-1078 (1969) オーティスラッシュを白人ブルースにぶつけたら弾き飛ばされた感じ、マッスルショールズ録音のコラボは大成功。大傑作だとおもう。 8 3 1969c FREDDIE KING / FREDDIE KING IS A BLUES MASTER/ ATLANTIC / GRAMMOPHONE MT-1083 (1969) ファンキーリズムにフレディ・キングが乗せられたようでいて、すぐに乗ってしまうフレディは最高だ。ギターの決断力もすごい。 9 4 1969d ARBERT KING / LIVE WIRE / BLUES POWER / STAX / GRAMMOPHON MW-1005 (1969) サイケデリックのメッカ、フィルモアのヒッピーたちに迎えられたアルバート・キングの快演。ブルースパワーは説得力に満ちている 10 5 1969e B.B.KING /THE BEST OF B.B.KING / GLOBE / VICTOR SJET-8147 (1969) ついに日本ビクターがブルースの原盤を手に入れてビンテージ・レコーディングが発売される日が来た。その第一弾だった。BBの初期の最高の選曲。 11 6 1969f MUDDY WATERS / THE BEST OF MUDDY WATERS/ CHESS / VICTOR SJET-8156 (1969.11.5) その第二弾、CHESSのマディ。この時をどんなに待っていたことか。ストーンズでその名を知って5年の月日が経っていた。これはもう経典だ。 12 7 1969j LITTLE WALTER /THE BEST OF LITTLE WALTER / CHESS / VICTOR SJET-8164(M) (1969) 軽やかにスイングするシカゴブルースビートに時空を切り裂きハーモニカが縦横無尽。投げやりで気のない歌い方もクールだ。 13 8 1969z JIMMY REED /SOULIN' / BLUESWAY / KING SR-342 (1969) ジミーリードもストーンズで知った。最初は後期のBLUESWAYの作品が先に出た。VEEJAYはゆるくて泥臭くて心地よい。でも、どっちも名曲ぞろいだ。 14 9 1969z T-BONE WALKER / STORMY MONDAY BLUES/ BLUESWAY / KING SR-347 (1969) 名声が先に届いていたが、こちらも後期のBLUESWAY録音だった。エレキの音色がとがっていて自信たっぷりで威厳が感じられた。やっぱすごいわ、とおもった。FlowerBluesを俺のレパートリーにした。 15 10 1969z AMERICAN FOLK BLUES FESTIVAL : 63-64 /PHILIPS / PHONOGRAM SFL-7385 (1969.11.28) この2枚のヨーロッパ実況録音盤は結成したばかりのサンハウスの道しるべだった。J.B.レノア、ライトニン・ホプキンス、ハウリン・ウルフ、ヒューバート・サムリン、ジョンリー・フッカー、マディ、ウイリー・ディクソン、クラシックブルースのシッピー・ウォーレス、リトルブラザー・モンゴメリー、、ブルース界の重鎮のオンパレード。 16 11 1969z AMERICAN FOLK BLUES FESTIVAL : 65-66 /PHILIPS / PHONOGRAM SFL-7386 (1969.12.1) いまではDVDでシリーズ化されて動く絵を見ることが出来、これまた素晴らしい。 17 12 1969z CHICAGO / BLUES / TODAY ! - THE JUNIOR WELLS CHICAGO BLUES BAND, etc /VANGUARD / KING SR-272 (1969) あんまり日の目を見ないけれど、シカゴの現場で今リアルタイムで活躍している風に紹介された現地録音。バディ・ガイ、JB HUTTOなどあまりのエネルギーの高さに驚いた。演奏レベルの超高さとドキドキ感がたまらない。 18 13 1970a CHICAGO BLUES GOLDEN PACKAGE / CHESS / VICTOR SJET-8214/5(M) (1970.4.8) このアルバムの編集のおかげで断片的だったチェスレコードの全貌が見渡せるようになった。みんなすごい。サンハウスのたしなみになった。 19 14 1971a BLUES 1920-40 (RCAブルースの古典) /RCA / VICTOR RA-5433/5 (1971) ブルースの誕生に迫った日本最高の戦前ブルースのコンピレーション。RCAレーベルだけでこの芸術的高み。これを皮切りに戦前ブルースが続々届きだした。 20 15 1971b LIGHTNIN' HOPKINS /TEXAS BLUES MAN / ARHOOLIE/STATESIDE / TOSHIBA SP-80187 (1971) まずジャケットのカッコよさ、ライトニンの自由奔放さ、ブルースのうなり、うらみつらみ、そしてダンス。生涯ロックしている孤高のTEXASブルースマン。
rockjuke top - ROCKJUKE#4