1月の最後の一周目ぐらいに、大学時代の先生にたまたま電話して話してたら、えらい気やすく「鮎川君も見るばっかじゃダメよ」って言われてから（笑）。ヘタでもオレ達が次のライブ情報とか、自分らの作ったレコード一枚でも載せられとったらなんて素敵やろちゅう。ほんとにやろうと思ったのが1月の終わりやって。

ん。やっぱロックやるんとよう似とるね。たっぷりいい音楽聴いて、とってもこんな音楽作れんわーって思う時間がたっぷりあってですよ、ディランのサイトにいったり、デッドのサイトにいったり、ニューヒッピーズのサイトにいったり。どうしてこんなページがこんなかっこよくできるのか。たくさん見とれば見とるほど、こんなんできるわけねーって思うのは音楽聴く時も同じですもんね、みんな。ちょっとしか聴かんのに、もうロックができるなんてやってしまうと、ステージ面白くないでしょ、そんなバンドは。

バリ島の日本人から来たときからは大感激したけどね。「僕は20年ぐらいドクター・フィール・グッドの研究者なんですけど、サーチエンジンで、ウィルコが日本人と２枚もアルバムを作っていると知ってびっくりしてメールしてます」とか、「日本のドクター・フィール・グッドとコネクション取りたいんで紹介して」とか誠実なロックファンからのメールが来たら鳥肌立つぐらいうれしいですよ。

楽になってボタン１コで音楽ができるのは、それは尊敬するけれども「バックグラウンドミュージックに使いなさい」という感じじゃないですか。ロックとは別もんやなと思いますね。ロックは必死ですよ。ステージで汗かいてね。それが人間の特権ですよ。コンピューターでやれて楽しかろうけどれど、僕らの特権というのは必死に体で音楽できるけん。